アホになれる場所

先日お伝えしたとおり、昨夜は忘年会、いや新年会であった(高校生時分からの旧知の友人や兄弟が集まって宴を設けたのだが、以前ほぼ同様のメンツで、正月の3日に集まり、「ふつうに新年会しても面白くない。敢えて早くも三日目で年忘れといこう」と「忘年会」をしたことがあった。だから今回はその逆で新年会である)。

場所は、幹事のえびてつ氏の計らいで大津市のベルギー・ビールの飲める店。7時集合と言いつつ三々五々と皆が集まってくる。参加者は僕と奥さんを合わせて計7人。

メンバーがあらかたそろうと、マスターが「お祝いなんで」とシードルを開けてくれる。その時点で「ははん」と思ったのだが、続いて、前々からそうなるだろうと思っていた二人からこのたび結婚することになった、という報告があった。ついでのついでに僕の就職も祝ってもらい、楽しい祝いのウタゲとなった。

しかしまあ、久々に友人達と飲める喜びで、若干飲みすぎたかもしれません。ビールばっかりだったんだけど、銘柄をとっかえひっかえ、ジョッキとは言わないけどハーフ・パイントくらいのグラスで5杯か6杯は飲んだなあ。

さすがに何をしゃべったか覚えていないということはないけど、ひたすらアホになって、心に何の枷もはめることなく、思いつくままにしゃべっていたような気がする。日ごろ、社会的体面なんかをそれなりに気にしつつ対人関係を築いていると、こういう素の自分でいられる場所のありがたさが身に沁みて分かる。

この深酒のせいで、京都に帰ってくると無性にアイスクリームが食べたくなる。お店でおいしいコースを出してもらったのに、しかも〆にチョコケーキまで食べたのに、さらに駄目押しの抹茶モナカを食べてしまう我が愚かさよ。

この深酒は明けて今日も残り、朝は自分でも気づくくらい酒臭かった。さすがにむかついたり、頭痛がしたり、ということはなかったけど、酒量を減らすようになって弱くなったものである。

それはさておき、結婚されるお二人には心から祝福を申し上げます。前々から、ぴったりの二人だなと思っていました。末永く仲良くお幸せに。

アホになれる場所、と言えば、川端康成がこんなことを書いています。

「男が家庭を持ちたいってのは、思いきり阿保になれる場所がほしいからだ」(『化粧と口笛』より)。

結婚してみてこのことがよく分かります。我が家にも、ここでは書けないようなアホが時々出現しております。あなたのお宅にも出現するでしょうか。

追記:お店でいただいた「オルヴァル」というベルギー・ビールはほんとにおいしかったです。僕はふだんヒューガルテン派なのですが、それに通じるフルーティーさがあって、でもヒューガルテンよりしっかりしていて、上品な味がしました。

追記その2:明日より夫婦そろって温泉に行きます。大晦日までしばらく音信普通になりますので関係者の皆様御了承ください。

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