もったいないオマージュ
今家で『メイド刑事』なるバカバカしい「報道ステーションの後の時間帯のポップなミステリー」(確か同じカテゴリーに『モップガール』などがある)を見ていて、『スケバン刑事』級のくだらなさに頭がクラクラしていたのだけれど、見続けるうちに今回のエピソードにヒッチコックへのオマージュがあるのに気づいた。
しかも二作品、『サイコ』と『レベッカ』である。さらに、前者は「死んだ家族のミイラが登場する」というあからさまなものなのだけれど、後者はかの有名なトリュフォーのインタビュー本を熟読していないとわからないものなのだ。
しかもその表現が実に控えめなので、気づかなかった人が大半ではないだろうか。
具体的に言うと、『レベッカ』でヒッチコックは、ヒロインを脅えさせるメイド(そう、メイドである。だからこの作品にオマージュを捧げているのだ)ダンバース夫人の不気味さを表現するために、彼女が歩くところを画面に写さず、現れるときは常に「気づいたらそこにいる」という演出を採ったのだとトリュフォーに告白している。
今回の『メイド刑事』では岩佐真悠子がそのような現れ方をした後、脚を動かさずに、まるで台車に乗っているかのように(たぶん実際に乗っていたのだろう)すーっと移動していた。
何でそんなわかりにくい演出を、言ってみれば「オマージュの無駄遣い」をしたのか。
などと言っていたら、来週は南野陽子さんがゲスト出演して「おまんら、許さんぜよ!」と言うらしい。
それは逆にわかりやす過ぎます。
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コメント
見ました。この番組。
何かが潜んでるな…と思いましたが
そないに深かったですか。
脚本家も気になります。
この枠…
時効警察の枠やったか…?
ちょっと気になる枠です。
投稿: かよまま | 2009年8月 1日 (土) 10時37分
>かよままさま
『時効警察』もこの枠でしたか?
毎度毎度こじんまりした謎解きとポップなキャラクターが寝る前の疲れた頭脳に程よく、つい見てしまいます。
『33分探偵』とか『名探偵の掟』は違ったかな。
ヒッチコックのオマージュはたぶんほんとだと思いますよ。
投稿: 鰤彦 | 2009年8月 2日 (日) 17時02分