思えば遠くへ来たもんだ
ただいま深夜1時少し前です。
今僕は義弟の結婚式に参加するために福岡は海の中道公園にあるリゾートホテル兼結婚式場に来ています。
窓の外には真っ青なプールとウッドデッキ、そこにドミノのようにずらりと並べられたデッキチェアと折り畳まれたパラソル(モエ・エ・シャンドンのロゴ入り)が見えます。
その向こうには闇に沈んだ湾があり、水平線の位置に埋立地の工場の明かりがオレンジ色に霞んでいます。そこから少し上方には巨大クレーンの頂点を示す警告灯が瞬いています。
部屋の中では奥さんと娘が深い眠りに沈んでいます。
娘はベビーベッドの中で周期的に体をひねり、そのせいで反時計周りに回転し、今8時くらいの位置に頭を向けています。
奥さんは奥さんで、いざという時に、自分のベッドの足元の位置にあるベビーベッドの中の、まだ二ヶ月半の娘の様子がすぐに見られるように、ベッドを逆方向に使って仮眠を取っています。
そんな中、僕だけが寝付けずに起きています。ホテル全体が静まり返っており、何だか不思議な時間です。
とか言っているうちに、もうすぐに娘が目覚めそうなんだな。長旅の疲れとはいえ、かれこれ連続6時間半寝ているから。
娘が起きたらまたお世話をして、それから寝たいと思います。せっかくだから日の出の頃に起きて、海の向こうの朝日を見たいと思ったけど、無理っぽいです。
それでも明日は親子三人で海辺を散歩しよう。
なんて生活にいつの間にか慣れている。思えば遠くへ来たもんだ。


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